透析中に痛みを強く訴える方に透析前に痛み止めの注射をしています。
ただ単に痛み止めを注射するのではなくて、その方の痛みの部位を探り出して注射します。
その注射をトリガーポイント注射といいます。
痛みの発生部位は「筋肉」、「筋肉と腱の間」、「腱」が多いです。
ですのでその部位を狙って注射します。
量は1-3ml、場所によって違います。
1,2か所だけでは不十分です。
痛みの場所は何種類もあります。
ですから最低でも5か所くらいは注射します。
有名な先生は10か所以上することがあるそうです。
5か所!!という方が多いと思いますが、それくらいはしないと痛みは注射を打ってもすぐにまた発生します。
ですからきちんと痛み止めをするのであれば必然的に回数は多くなります。
透析前にしている患者さんがいますが、結構効果があります。
針ばっかりといわれるかもしれませんが、針自身は非常に細いもの(0.94mm)で、採血の針(1.15mm)よりもさらに細いものです。
しかし、やはり針!!
患者さんに効果を実感してもらえたら、患者さんは痛んだらまたされるでしょうし、実感がなければしないでしょう。
的確な場所して、痛みを取ってこそのトリガーポイント注射と言えるでしょうね。