透析のつらい症状の一つに血圧低下による倦怠感があります。
透析中の低血圧が頻回に起こるため、透析がつらく、かつドライウェイトまで引けない状態になります。
日本透析学会の統計では約2割の方が透析低血圧を経験されております。
透析を携わっている立場からこのような透析中の血圧低下を撲滅したいと思っております。
当院では透析中の低血圧患者さんは約10%と全国平均よりは少ないですがまだまだ改善の余地があります。
ただ、このような時はこうすれば、解決するという簡単なものでもありません。
患者さんそれぞれに合わせた透析条件をきちんと選択しなければなりません。
透析液をきれいにする。。。
きちんとドライウェイトをあわせる。。
いいシャントを維持させる。。。。
患者さんに合う透析膜を選択する。。。
すでにやっていることもたくさんあります。
けれどもまだまだ見えていないこともあるかもしれません。
少しでも透析を楽に受けて頂くために色んな知識を習得しなければなりません。
透析医療もオーダーメードが必要な時代に突入しています。