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院長の臨床メモcolumn

2024.07.23

複合性局所疼痛症候群(CRPS)

外傷や手術後に四肢の激しい疼痛や腫脹を認めることがあります。

CRPSといわれます。

女性が多く、きっかけは骨折、ねんざ、手術が多いとされています。

上肢に多く、デルマトームという神経支配領域とは亜無関係に発症し、同じ側あるいは反対側の四肢に広がることがあります。

症状として

①焼けるような痛み、痛覚過敏、少し触るだけで痛いとされるアロディニア

②腫脹

③筋力低下、振戦、関節拘縮、ジストニア

④自律神経障害;皮膚温度変化、発汗異常

⑤皮膚、爪、毛髪のいずれかに萎縮性変化

診断に至る過程が難しく、CRPSという概念を知っているかどうかが一番のカギになってきます。