外傷や手術後に四肢の激しい疼痛や腫脹を認めることがあります。
CRPSといわれます。
女性が多く、きっかけは骨折、ねんざ、手術が多いとされています。
上肢に多く、デルマトームという神経支配領域とは亜無関係に発症し、同じ側あるいは反対側の四肢に広がることがあります。
症状として
①焼けるような痛み、痛覚過敏、少し触るだけで痛いとされるアロディニア
②腫脹
③筋力低下、振戦、関節拘縮、ジストニア
④自律神経障害;皮膚温度変化、発汗異常
⑤皮膚、爪、毛髪のいずれかに萎縮性変化
診断に至る過程が難しく、CRPSという概念を知っているかどうかが一番のカギになってきます。