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院長の臨床メモcolumn

2014.07.25

血糖の変動は血管に良くない

最近、一日の血糖の変動を測定できる血糖測定機器があります。

血糖コントロールの違いによって空腹時や食後の血糖の様子がわかります。

HbA1cが高いほど空腹時も食後の血糖も高くなります。

8%超えるとベースの血糖が著明に高くなり、空腹時血糖が上昇します。

9%を超えると食後血糖も著明に上昇します。

8-9%台というと血糖コントロールの中ではかなり悪い方になるので脳梗塞などの血管病にも注意が必要ですね。

下の図にもありますが、血糖の変動が大きければ大きいほど血管に与えるダメージは大きくなります。

また高血糖であればあるほどダメージは大きくなります。

高血糖や血糖の変動で血管を痛める。

血管のダメージは症状がありません。

症状がないだけに出てくるときは脳梗塞、心筋梗塞など怖い状態になるので本当に注意が必要です。

今がいいからそれでいいというわけではないと思います。

やはり血糖を下げることで、血糖の変動も少なくなってきます。

血糖を測っている方は血糖の変動に注意しましょう。

測っていない方はHbA1cの低下に努めましょうね。