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院長の臨床メモcolumn

2025.09.03

蜂窩織炎と痛風発作

蜂窩織炎は、

細菌(主に黄色ブドウ球菌や連鎖球菌)が皮膚の傷口から侵入し、皮膚の深部や脂肪組織に感染することで発症

 

痛風発作は、

尿酸が体内に過剰に蓄積し、関節に尿酸結晶が沈着して炎症を起こす

 

この2つは、全く違うのですが、両方の病気で足が腫れることがあります。

 

発症の仕方は、痛風発作の方が、急激に痛みが強くなることがあります。

急に痛くなって、急にピークをきたすことが多いです。

関節炎などで痛みも著明です。

一方の蜂窩織炎も痛いのですが、徐々に腫れてくる印象があります。

 

この二つの病気は、時に鑑別は難しくなり、蜂窩織炎が疑わしい場合は抗生剤、痛風の場合は痛み止め、ということですが、両方処方することがあります。