透析患者さんでは糖尿病の指標でよく使われている「HbA1c」は低めに出るといわれています。
中には透析患者さんのHbA1c7.0%は腎機能正常患者さんの10%に相当する??という話もあります。
そこで注目されているのがグルコアルブミン(GA)です。
血液透析患者さんの糖尿病治療ガイド2012でも記されていうように
・心血管イベントがない方は20%未満
・過去に心血管イベントがあって、低血糖傾向にある方は24%未満
を目標にするように提案されています。
他にもGAが23%以上になると心血管イベントを起こしやすくなるという報告も出てきています。
理屈の上では透析糖尿病患者さんではGAを使う方がいいですが、まだまだデータの集積が少ないと思います。
近い将来、GAが糖尿病管理のゴールデンスタンダードになってくると思います。