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院長の臨床メモcolumn

2012.04.24

糖尿病性足病変の痛みに対して

糖尿病性壊疽の患者さんがいらっしゃいます。

とても痛そうです。

安静にしていても痛いようで、動く気にもならず、食欲も低下し、憂鬱になってきているようです。

透析にくるのもつらいようです。

足の血流を良くする薬は以前から投与しており、痛み止めも出しています。

血流不足による痛みと足の壊疽になりかけている部位の痛みで苦しんでいます。

この患者さんに対してはやはり血流を良くしてあげるしかありません。

そこで選択してのはLDLアフェレーシスとリハビリテーション。

LDLアフェレーシスは血管を拡張させ、血液の流れをよくするので足先への酸素の供給がよくなります。

また新生血管といって細かい血管が足先に伸びていきます(草木の根のようなイメージ)。

これをすることによってきっと痛みは軽減するものと思います。

さらに痛みが出ない程度にリハビリをしていくことにより、筋力向上はもちろんのこと、新生血管の成長を促してくれると思います。

毎日のリハビリと週3回の透析と週2回のLDLアフェレーシス(はじめ3週間だけ)を患者さん共々、是非とも頑張っていきたいと思います。