糖尿病性腎症重症化予防は日本の国策として注目されています。
糖尿病性腎症は新規透析原因疾患としてダントツの1位であり、透析導入数を減少することが目標とされています。
どうすればいいのか?
まずは糖尿病の患者さんをきちんと注するすること。
治療受けたり、健診を受けたりする人はいいのですが、治療も健診も受けていない人はまず問題です。
つぎに、健診を受けて糖尿病と言われているのに、受診していない人も問題です。
いかに糖尿病患者さんに受診勧奨していくか?
ここに自治体の力が必要なのです。
レセプトデータや特定健診のデータは各自治体で把握できるようになりました。
行政、医療機関(かかりつけ医、専門医)がタッグを組み、取り組むべき問題です。
治療するとして何を注意するべきか? 生活習慣の改善がベースにあります。
危険因子の軽減として
①血圧140/90未満
②糖尿病管理が悪い方の減少
③LDLコレステロールの減少
④腎臓に悪影響を及ぼす薬を飲まないこと(鎮痛剤など)
これらを強化することで腎機能(GFR)の低下速度は低下します。 糖尿病性腎症重症化予防への取り組みはしていますが、行政を含めた予防プログラムとして介入できている自治体はまだ少ないと言えます。
地域で取り組んでいくことが重要な分野と考えます。