糖尿病薬で昔からあって今でも存在感のある「ビグアナイド薬」。
商品名でいうと、メトグルコ、メデット、グリコラン、メトホルミン、ジベトスなど。
この薬の一番のデメリットは乳酸アシドーシスを起こす危険性があること。
まれな合併症ではありますが、この乳酸アシドーシスは怖い合併症なので注意が必要です。
以下の表の患者さんには要注意です。
腎臓の悪い方や75歳以上の高齢者には基本的に新たに投与するべきではありません。
また、そのほか熱中症、脱水症など食事がとれないときには中止を。
それ以外にも手術があるとき、心臓が悪くて息切れなどがあるときはやめておいたほうがいいでしょう。
糖尿病専門医を中心に非常によく使用され、基本的には安全性の高い糖尿病薬なのですが、注意を忘れてはいけません。