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院長の臨床メモcolumn

2023.09.20

睡眠時呼吸障害と心房細動

  • 心房細動患者の21‐74%に睡眠時呼吸障害が合併している
  • カテーテルアブレーションを受けた患者群において、AHI15以上など重度の症例は53.3%と高率に睡眠時呼吸障害が併存している。
  • 睡眠時呼吸障害を有する患者では、心房細動を新規に発生するリスクが経時的に増加する。
  • 治療面でも、肺静脈剥離術が成功しても、睡眠時呼吸障害に対して適切に治療しないと再発率が増加することがある。
  • カテーテルアブレーション後にCPAPを導入した症例では、導入しなかった症例よりも心房細動の再発率は50‐60%低下した。メタ解析でも、睡眠時呼吸障害を合併する心房細動においてCPAP治療は心房細動の再発を37%低減したと報告されている。