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院長の臨床メモcolumn

2019.05.21

看護師長による認知症のレクチャー

勤務終了後に、看護師長から「認知症の方への対応」についてのレクチャーがありました。

残念ながら私は参加できなかったのですが、事前に作成していたスライドを見ていました。

スライドの最後には認知症の人に行ってはいけない言葉、タブーが示されていました。

・否定しない
・叱らない
・適当にあしらわない
・目線を合わせない
・相手の尊厳を傷つけない

これは、日常生活で、人と接するときは当然の心構えだと思います。

意識せずに行えていることかもしれません。

人を傷つけないなんて特に人権にかかわることなのでそうですよね。

それが認知症の方への対応となると、これらがしらずしらずおろそかになっていってしまうのだと痛感しました。

相手は認知症だからどうせわかっていないだろう、忘れるだろうなど。

認知症の方だからこそ、意識して人権というものを考えなければいけないと教えられた気になります。

認知症になったとしても人は人。 みんな一生懸命考えて生きているのだと思います。

その悩みに日常に中で付き合っていくのは本当に大変なことだと思いますし、きれいごとでは生活できないと思いますし、当事者になってみないとわからないことは多々あると思います。

しかし、少なくとも医療人はこの5つは頭に入れておくべきことだと思いました。

看護師長の講義はすごくわかりやすくて評判です。

いつも自発的に企画してくれて、みんなをいい感じで巻き込んでくれるので非常にうれしく思っています。

非常に意識の高い看護師長で助かっています。