先週、京都府にある桃仁会病院の見学に行ってきました。
全国的に有名なので医療従事者はみんな知っていると思います。
桃仁会病院はここ20年くらいで透析に特化し急速に成長してきた医療法人です。
成長の背景には理事長をはじめスタッフが患者さんのためにどういう環境を整えてあげたらいいのかと追求してきた結果だと思います。
患者さんが安心して透析をし、生活を送れることができるのかということの縮図が現れています。
食事に困った患者さん、通院に困った患者さん、自宅での生活が困難になった患者さんなどあらゆる患者さんに対応できる環境を構築しています。
しかもこの20年くらいで。。
理事長の手腕には感銘を受けます。
透析室もびっくりするほど大きく、しかも大きいのに見渡すことができる設計になっています。
1フロアに100台の透析があるにもかかわらず柱もありません。
入院患者さんや感染隔離が必要な患者さんには硝子張りで敷居を作っています。
ベッド間隔も十分であり、スタッフの動線もできていて、すばらしい環境を作られたと感心致しました。
看護部長や看護副部長さんともお話をさせて頂いて、自分たちの病院を自負していること、理事長や院長を信頼していること、何よりもスタッフが働きやすいことをお話しされていました。
心底病院を愛しているのだと実感しました。
そこに隠れているのは「患者さんへの思い」だと思います。
患者さんをはじめから最後まで見ることができる。
どんなことがあっても患者さんを見ていける、またそのために努力してきたからでしょうね。
ここまで患者さんの思いにそって設備投資をされてきたのには頭が下がります。
ただ単に老健などを作っているのではありません。
すべて患者さんが必要とされている現状を理解し、すべてを希望分担し、かつ連携できているところがすごいと思います。
運動療法を見に行ったのですが、色んなお話をお聞きし、我々も色んな視野を持って患者さんに接し、安心して暮らすことができるように色んな連携を組んでいかなければならないと強く感じました。
平成25年2月1日に兵庫県加古川市野口町で新規開業致します。
医院名:きたうらクリニック
標榜科目:人工透析内科、腎臓内科、内科
専門医:日本透析学会透析専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本内科学会総合内科専門医
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