昨日、かゆみの漢方のブログを見てある方から質問がありました。
「漢方薬ってカリウムが多いって聞いたことがある。」と。
なかなか良くご存じだなあと思いました。
確かに漢方薬は種類によってはカリウムが高いものがあります。
多いものを下記に記します。
40g以上/1包当たり
荊芥連翹湯:なかなか治らないアレルギー鼻炎などのアレルギー体質の体質改善に有効とされています。
大防風湯:関節が腫れて痛い方に有効です。リウマチや痛風にも有効と言われています。
30‐40mg/1包当たり
牛車腎気丸:冷え性の人でしびれやむくみのある方に有効です。冷え性の腰痛にも効果があります。
当帰飲子:かさかさ肌のかゆみに有効です。
人参栄養湯:体が冷えて、弱り切った方にこれを飲むと体が温かくなり元気になります。
柴朴湯:大人の方の喘息に有効です。のどが詰まった感じが続いていると言う方にも有効です。
柴胡清肺湯:子供さんの”疳の強さ”をおさえてくれます。
この中で透析患者さんによく処方するものはありませんが、当帰飲子はかゆみに有効であるので、処方する際はカリウムが上昇していないか念のために注意する必要があります。
僕の経験上は特に問題となったことはありません。