院長の臨床メモ最近、ホームページを見て受診していただける方が増えてきています。
腎臓関係（健診での尿や腎臓での異常）の方が過半数ですが、その中にも最近では若い女性で「尿の悩み」を訴える方もいらっしゃいます。
尿検査をしても異常はなく、膀胱炎でもありません。
頻尿、残尿感が主な症状で、皆さん仕事をしておられるので困っているようです。
女性がほとんどで、ストレスを多く抱えた方が多く、どちらかというとやせ形の方が多いように思えます。
たまたまかもしれませんが。。。
このような方は「機能性下部尿路障害」といってストレスなどの心因性がきっかけで尿の悩みを起こしてしまいます。
当院は泌尿器科ではないので残尿測定などはできませんが、治療としては、まずツムラ１１１番を処方します。
漢方薬は安全ですし、心因性下部尿路紹介の方にも結構効果があります。
それでも効果がいまいちの方には過活動性膀胱などで使用される抗コリン剤である、デトルシトール、トビエース、ベシケア、ウトリスなどを使用します。
最近、比較的若い方の尿の悩みの方が多くいらっしゃるような気がします。