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院長の臨床メモcolumn

2022.02.21

本日の発熱外来で思うこと

当院の発熱外来における状況は、1月下旬から約3週間、毎日、コロナ発生届けを書いていた。

しかし、先週は6日の診療日のうち、半分は発生届けを書かない日があった。

陽性率100%ともいえる日もあり、この日がいつまで続くのか。。という日もあったが先週からは減少したような感覚があった。

ピークアウトが実感した週であった。

しかし、本日は、発熱外来7名。

3名が陽性。陰性のうち、4名がPCR検査。

明日のPCR検査の結果がどうなるか?

他に、陽性者に対してオンライン診療も実施。

ラブゲリオ®を処方した70歳代の患者。

薬を飲んでから体が寒くなるという訴え。

でも、咳も咽頭痛もなくなって熱も出なくなったということでコロナの症状自体はよくなっている。

コロナの影響?感冒薬の影響?恒常性のバランス異常?

気になるのは、使用経験の少ないラブゲリオ®の副作用。

下痢、吐き気、浮動性めまい、頭痛、嘔吐、発疹、蕁麻疹、中毒性皮疹(左右対称性に体に出る大小の赤い斑点)というのがラブゲリオの副作用。

となると考えにくい。

最近は、陽性患者のフォローはかかりつけ医が行うこととなっている。

軽症の場合が多く、電話あるいはオンラインで対応されているところが多いと思う。

再度薬が必要であれば、処方を行い、薬局にファックス、郵送し、薬局に連絡。

その後、薬局がオンライン服薬指導を行い、自宅に薬剤を届ける。

そんな流れである。

療養中の患者さんは何かと不安になることが多いと思う。

身体的な不安が改善すると精神的な不安が増してくる。

精神的不安が増してくると体調に異変を感じる。

療養中の活動制限は酷なものであると思う。

話は飛んでしまっているが、「発熱外来の患者数がゼロの日が続く=コロナの鎮静化」ということは毎回の波で感じることである。

早くそんな日が来ることを誰もが望んでいることだと思う。