連日のように、新型コロナウイルス感染症に関するニュースが報道されています。
世界でも日本でも感染数が増加し、死亡率も2%台を維持しています。
厚生労働省ホームページにも感染された方の情報や体調が掲載されています。
気になるのは、新型肺炎という言葉。
新型肺炎の原因は新型コロナウイルスで、肺炎と言われたきっかけは武漢市で、コロナウイルス性肺炎が発症し、流行が拡大していったことだと思います。
おそらく死亡した方も肺炎で亡くなられたことと思います。
ただ、どれだけの方が肺炎になっているのか?
厚生労働省のホームーページでは、治療中、軽快などの情報はありますが、肺炎に関する記載はありません。
肺炎=重症化と考えていいものなのか?
新聞でも「新型肺炎拡大」と書いていますが、感染が拡大しているのか、肺炎感染患者が拡大しているのかよくわかりません。
肺炎が拡大しているのであれば大変なことですし、危機感も覚えます。
日本での発症は武漢市と比べて、重症化率が少ない可能性もありますので、肺炎にはなっていないような予測もたちますが、不安はあります。
肺炎だろうが、肺炎ではなかろうが、感染者の方がよくなれば何も言うことはありません。
ただ、医療従事者の立場からは、診断や重症度把握のためにも、その情報は欲しいと思っています。