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院長の臨床メモcolumn

2021.11.03

新型コロナワクチンの副反応と抗体産生との関係

新型コロナワクチンは70-80%と接種が進み、現在のところ、新規感染者は著減しています。

ワクチンへの注目度は高い一方で、副反応も懸念されていました。

さらに、副反応が出現したほうが、効果が高いという話もあります。

この度、副反応の経過に加えて、副反応と抗体産生について調査しました。

①副反応が強いほうが、抗体の値が高かった。

年齢が若いほうが抗体値が高く、副反応も出やすい。

年齢ととも抗体値が低下し、副反応も出にくい傾向になった。

つまり、副反応と抗体の値は若い人には関係はあるが、年齢が高齢に伴い、その関連はなくなってしまう。

②女性の方が副反応が強かった。しかし、抗体値には性別に差は出なかった。

③1回目に副反応が出た方は、2回目も高率に副反応がでやすくなる。

とくに、副反応の症状が多数出た方は、2回目も多数出やすくなる傾向になる。

 

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