新しい尿酸の薬に
フェブリキソスタットとトピロキソスタットがあります。
一方の尿アルブミンは尿蛋白が出現する前に出てくる蛋白で、腎障害の早期発見するための検査でもあります。
尿アルブミンを下げることにより腎障害の進展を抑制するマーカーの一つです。
今回、この2つの新しい尿酸低下薬と腎機能を12週間見た報告があります。
この研究で注目されるのが尿ある民の排泄が投与前後でどうなったか?という点です。
尿酸の薬ですから、当然尿酸は低下します。
腎機能(推定GFR)に関しては有意な改善傾向を示しているので、腎保護を示しているものと思われます。
しかし、これは以前からあるアロプリノールという尿酸の薬でも上昇傾向を示す報告がありました。
注目の尿アルブミンはどうか?
フェブリキソスタットでは有意な低下はないがトピロキソスタットで有意に低下していました。
さらに、注目すべきは、フェブリキソスタットからトピロキソスタットに移行したケースです。
このケースにおいても、有意に尿アルブミン尿は減少しました。
原因は明らかになっていませんが、尿アルブミン低下作用に関してはトピロキソスタットが優位のような印象を受けました。