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院長の臨床メモcolumn

2012.12.07

手術がきっかけに傷んだ肘・腕の痛み

術後の安静時に肘から手首までを痛めた女性患者さんがいらっしゃいます。

手術自体は成功したのですが、全く別のところが痛んでしまいました。

手首が痛くて動かせなくて、退院したものの生活できないと困っておられました。

骨折はなく、基本的には痛み止めとシップ。

手首が動かせないと食事にも困るし、トイレや入浴も困ります。

早く治しておあげたいという気持ちになり漢方薬を処方しました。

外傷ではありませんが、捻挫に近い状態であったこと

体質が漢方学的に「瘀血」

以上から外傷が起点となって腕(神経痛)を痛めた瘀血の患者さんというふうに考えました。

このような患者さんには⇒⇒⇒治打撲一方+疎経活血湯です。

この組み合わせは1週間で劇的によくなることがあります。

ぎっくり腰が既往にある方がまた腰痛になったという方にも良く効きます。

このセットを頑張って内服してもらいました。

5日間でよくなり、すっかり手首も動かせるようになりました。

「本当に漢方でよくなったの?」といわれそうですが、「痛みは早目に治さないと慢性化する」ということがよくあるので、それなら早目に効く可能性がある漢方薬で早く治してあげた方がいいと思います。

信じる者は救われることもあるということです。

平成25年2月1日に兵庫県加古川市野口町で新規開業致します。

医院名:きたうらクリニック

標榜科目:人工透析内科、腎臓内科、内科

専門医:日本透析学会透析専門医
     日本腎臓学会腎臓専門医
     日本内科学会総合内科専門医

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