救急当番をしていると急性胃腸炎で、吐き気止めが必要な患者さんが数名いらっしゃいました。
もちろん吐き気とか嘔吐の場合です。
電子カルテを終了するときに、各薬剤に対して病名を記載する必要があり、病名リストが羅列されます。
その時にナウゼリンやプリンぺランでは消化管障害や慢性胃炎などもあるのですが、「急性上気道炎」も列記されています。
これまで急性上気道炎でナウゼリンやプリンペランを処方したことはありません。
作用機序を考えても上気道炎には当てはまらない気がします。
ただ、よく見てみると大人ではなくて、子供の場合だけ「急性上気道炎」は当てはまるようです。
子供の場合、胃腸炎に、風邪を併発することはよくあります。
そういう意味で使うのでしょうかね。
ナウゼリンを処方して、急性上気道炎の保険病名だけで査定されないかどうかは不安はありますね。