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院長の臨床メモcolumn

2024.06.17

心房細動の症状

心房細動は不整脈の一種で、心房の細かな震えにより不整脈を発症します。

リズムがバラバラになるのに加えて、左心房内に血栓ができるので脳塞栓などの合併症のリスクを引き起こすことがあります。

心房細動の症状は基本的には動悸になるのですが、無症状で発見することもあります。

他にも、なんとなく胸がソワソワする、もぞもぞするなど動悸など不整脈とわかりにくい症状を訴えることがあります。

無症状であったり、症状がわかりにくいのに、心房細動という重篤な合併症になりうる不整脈発見するためには、検脈が大切といわれています。

血圧を測定している人は比較的脈の乱れはわかりやすいと思います。

そうでない方もたまには脈をとって乱れていないかを見たほうがいいでしょう。

心房細動は脳卒中だけではなく、認知症や心不全の発症リスクも増やしますので、時に検脈をすることをお勧めします。