帯状疱疹は50歳以上になると発症しやすいといわれています。
特に70歳代はピークの年代といわれています。
基本的には帯状に発生しますが、顔や前額部に発症すると顔面神経麻痺や結膜炎などを併発することがあります。
皮疹だけではなく、帯状疱疹後神経痛はつらい症状の一つです。
発症や後遺症を抑えるためにワクチンが有効とされています。
TVのCMでご覧になった方もいらっしゃると思います。
患者さんからも問い合わせはあります。
その中で、帯状疱疹になったことがあるんだけど、打つ意味あるの?という質問がありました。
帯状疱疹も再発する可能性があります。
再発率は6.4%という報告があります。
頻度はやはり50歳から増加し、60-70歳代がピークとなります。
この6.4%の考え方は人それぞれになります。
ワクチンを打ってもいいかということになると、もちろん打ってもいいという話になります。
ただ、6.4%なので、打って効果があるのか、たまたまならなかったのかはわかりません。
そもそもワクチンというのは発症しない限り効果があったのかどうか実感できないものです。
ただ、ワクチンの話、特にシングリックスの話になるとなかなか前に進みません。
最低でも9年以上の予防効果は8‐9割以上と効果は非常に高いのですが、1回22000円を2か月-半年の間に2回打つ。
つまり44000円。
確かに高いですよね。
仮に10年間持つとして1年4400円ですが、一回の出費としてはかなり高価です。
もう一つの水痘ワクチンは6000-8000円程度が多いようですが、予防効果は半減するようです。
何人かにお話ししましたが、接種されたのは結局一人だけでしたね