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院長の臨床メモcolumn

2021.04.26

変異型コロナウイルス脅威

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202104/sp/0014268516.shtml%3Fpg%3Damp%26usqp%3Dmq331AQRKAGYAcv05-7Fn8GbhwGwASA%253D

当院の医療圏である東播磨地域でも新型コロナウイルス感染症が増加している。90%以上が変異型である。
50才未満が約60%と比較的若年層から感染が拡大している。
10才未満も増加していることも気がかりである。

5月8日から当地域でも高齢者に対する新型コロナワクチンが開始され、私も出務する予定になっている。
1回目の接種は終了しているが2回目の接種が終了していない状態での出務となる。
2回の接種後が望ましいが、これは多くの地域でも同様であり、2回目接種が終了している地域は少ない。

報道にもある通り、宿泊療養者だけではなく、自宅療養者でも酸素が必要な患者が急増している。
在宅で酸素が必要な状態と言うことは入院できるような医療体制ではないことを意味している。
危機的な状態と考える。

感染力は従来型の1.3倍と言われている。

例えば、
従来型が毎日100人ずつ、5日間発生すれば、5日間で500人となる。
変異型の場合、1日目100人、2日目130人、3日目169人、4日目220人、5日目286人となり、805人となる。

現状では日々増加しているため、経過していく度に増加の傾きが増えてくる。

往診をする医師に限らず、在宅をサポートしてく、訪問看護師、訪問介護など介護に関わる方々に対する接種も急がなければならないだろう。
高齢者施設のクラスターも危惧される。高齢者施設に関しては職員、利用者ともに施設での接種という方向性である。