インフルエンザにより小学校に学級閉鎖が発生しています。
インフルエンザワクチン接種が始まりますが、すでに学級閉鎖とは心配な話です。
問題は集団感染です。
たとえば、高齢者施設ではどうするか?
予防投与すべきかどうか?
日本感染症学会の提言によると、
インフルエンザみたいな症状が二人以上発生し、そのうち一人でもインフルエンザ反応陽性であれば、予防的投与を前向きに投与するというように記されています。
予防的投与中にインフルエンザにり患した場合は、治療容量を使用します。
老人ホームの2階で、一人であれば様子を見ますが、二人以上かつ一人でも陽性であれば、
二階の利用者さんは全員予防感染するということです。
老人施設は接触が多いため、非常に感染しやすい状況となっており、感染が拡大する前に予防しなければなりません。
透析室では濃厚は接触がないため、全員に予防的投与は必要ないかもしれませんが、希望者や罹患患者さんの周囲は必要になるかもしれません。
暴露した職員はどうなるのか?
免疫不全でないかぎり、必須ではありません。
しかし、濃厚接触した場合、透析で言うと、穿刺、回収、受け持ちでしょうか、予防的投与は必要になるかもしれません。
施設により予防的投与の基準は異なると思いますが、一定のガイドラインは定めておいたほうがいいと考えます。