昨年尿酸を下げる薬が発売になりました。
名前はフェブリク。
透析患者さんでも尿酸低下薬を飲んでいる方と飲んでいない方がいらっしゃいます。
尿酸結石や痛風になる方は飲んだ方がいいでしょう。
透析患者様の場合、痛風発作がこれまでにない方であれば多少尿酸が高くても痛風発作にはなりづらいとも言われています。
透析患者さんではザイロリックという尿酸低下薬がよく使用されています。
毎日50mgか隔日に100mgを内服します。
まずまず下がりますが切れ味はいまいちの印象です。
このフェブリク。
非常に尿酸値を鋭く下げてくれます。
あるデータでは。。。
もともとザイロリック50mgを飲んでいた方に対してフェブリク10mgに変更しました。
そうしたところザイロリック内服中は尿酸値は7.6mg/dlだったのが1ヶ月後には5.5mg/dlに下がっていました。
ザイロリック100mgを内服している患者様でもよく下がっています。
私も使用したことがありますが非常に切れ味がいいです。
この研究で切り替えでしたが、切り替えでこんなに下がるのであれば、初めから投与してももちろん効果はあると思います。
透析に入る前の保存期腎不全の状態でも非常によく使用されており、効果に関してもいい報告がたくさんされています。
高尿酸血症や痛風での治療の中心的な薬剤になると考えます。