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院長の臨床メモcolumn

2012.06.21

医療チームに求められるもの

チーム医療。

特に透析にとっては本当に欠かすことができません。

チームとは考えや方向性を共有し、お互い助け合いながら、共通の目標と目的を達成していくための組織です。

TEAMは英語で。

Together Everyone Achieves Moreの略だそうです。

つまり、みんなが集まればより多くのことを達成できるという意味です。

逆にみんなが集まってこなければ何もできないということになります。

偉そうにしていても医者だけでは何にもできません。

手術にしても医者だけではできません。

透析にしてももちろんそうです。

スタッフがいてこそ医療が成立するのであり、それが協力できてこそのチームです。

スタッフといっても役職、資格も違います。

集まったそれぞれの能力を生かし、お互いの能力を補い、サポートしていくことによってチームの能力は発揮されます。

お互いを知り、情報を共有し、状況を把握していく。これも大変重要なことです。

その先に「患者さんの安心感」があります。

「あそこは医者はいいけど、看護師や事務員がなあ。」

「あそこは看護師はやさしいけど、医者は説明してくれへん。」

ということは患者さんの安心感にはつながっていないことになります。

優秀、有能、無能という単純な言葉ではなくて、スタッフの一体感は医療の質を向上させます。

みんなが「成長していこう」いう気持ちを持つことが意識改革に自然とつながっていきます。