今回の糖尿病カンファレンスでは肥満2型糖尿病の治療について
主には高度肥満に伴う肥満患者への外科治療についての講演がありました。
DLP-1アゴニストなど血糖を下げる注射が、同時に食欲を低下させる作用があるということで、米国では肥満治療薬でも使われています。
それはよく知られた話ですが、肥満に外科治療?
といっても脂肪吸引など美容外科の話ではありません。
胃を縛ったり、切ったりして、縮小させたり、切除した胃を小腸の一番終わりの方につないで吸収を抑えようとする手術などが紹介されました。
基本的にはBMI35以上のかなりの肥満患者さんですが、何と日本でも胃の縮小術は保険適応になっているようです。
全く知らなかった話なのですごく勉強になりました。
病院側でもしっかりした管理が必要なのでどこでもできる手術ではありませんが、高齢化社会である一方で欧米化に伴う超肥満も問題になっているのですね。