今年の4月にDPP-4阻害薬に引き続き、糖尿病薬に新たな歴史が刻まれます。
選択的SGLT-2阻害薬。
本来腎臓では、大切なブドウ糖を再吸収させます。
しかし、糖尿病の方ではブドウ糖がたくさんあり、再吸収させずに、過剰なブドウ糖を尿に出してしまおうというのがこのお薬です。
画期的な薬だと言えます。
利尿剤のような薬でしょうか?
利尿剤は一部を除き、強制的にナトリウムなどミネラルを排泄させます。
このSGLT-2阻害薬も印象としては似ている感じです。
肝心の血糖降下作用は下記の通りで投与3か月後にはHbA1c0.76%低下しています。
1年後の長期投与試験でも安定した効果を認めました。
この薬の注意点は
①多尿、頻尿→場合によっては脱水症状を起こすかも。
②尿に糖が混じるので黴菌が入りやすいです。
③糖尿病の薬なので『低血糖」
④腎臓が悪い方にはおすすめできません。
基本的には安全ですが、一番は脱水には注意したいですね。