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院長の臨床メモcolumn

2015.06.15

レグパラ12.5㎎新発売

昨日の救急診療当番の疲れは何のその。。。といいたいですが、やや疲れ気味です。

とはいえ、気が抜けないので、気合を入れて、今週も診療頑張ります。

透析の薬の話ですが、明日、レグパラ12.5㎎が発売されます。

レグパラは副甲状腺腫大(腎臓病による副甲状腺機能亢進症)に対する薬で、ビタミンDとは違って、Caを上げずにPTHを下げてくれる薬です。

ビタミンDではどうしてもCaが上昇するケースが多く、レグパラと併用することでPTHをコントロールしやすくなりますし、単剤でも投与することが多いです。

レグパラはまず25㎎から使用しますが、これまで50㎎、75㎎という単位でしか使用できませんでした。

今回12.5㎎と半分量の錠剤が出現したことから37.5㎎なども使用でき、幅が広がりました。

とはいえ、開始量は12.5㎎ではなくて、25㎎から開始するというのは変わっていません。

25㎎から開始し、PTHが下がりすぎなどの場合、12.5㎎に減量したり、もうすこしレグパラを投与したいなあというときには37.5㎎として使用できます。

たかが、12.5㎎製剤と思うかもしれませんが、使ってみるとされど12.5㎎になると思います。