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院長の臨床メモcolumn

2015.01.19

リン吸着剤の相当量(換算量)

現在
・カルタン
・レナジェル・キックリン・フォスブロック
・ホスレノール
・リオナ

が、リン吸着剤として保険適応があります。

透析施設では当然のように各リン吸着剤を使用しています。

一長一短であり、患者さんによっても処方の仕方が異なってきます。

種類が多くなってきているので、おそらくカルタンの使用量は減ってきているでしょう。

やはりカルシウム負荷により石灰化を促進させてしまうからです。

Ca負荷が必要な場合もありますが、最近ではCaが入っていないリン吸着剤が主流と言えます。

カルタンを変えたい時にどうすればいいのでしょうか?

カルタン500㎎=レナジェル750㎎

カルタン500㎎=ホスレノール250㎎

ホスレノール250㎎=レナジェル750㎎

文献によって違うと思いますが、各リン吸着剤の効力はこんな感じの割合でしょう。

新しいリオナは?

おそらくですが

カルタン500㎎=リオナ500㎎

ホスレノール250㎎=リオナ500㎎

レナジェル750㎎=リオナ500㎎

くらいでしょうか?

リオナに換算量はあくまで当院の経験的なものです。

リオナは鉄分で体内にあるものですから、下痢とフェリチンを気を付けておけばリン吸着剤でも安心だと思います。