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院長の臨床メモcolumn

2021.05.24

メトホルミンとネシーナの合剤

・メトホルミン750㎎投与でHbA1c7.9%→7.2%まで低下という報告がある

→目標の7.0%未満未達成!

→次の手としてはどうするか?

・HbA1c7.3%以上の場合は食後過剰血糖が問題となっていることが多いことから、食後の血糖値を下げるグリニド系、αGI、DPP-4阻害薬が候補として挙がってくる。

・上記のようにメトホルミンだけで効果不十分の場合、

①メトホルミンの増量?

②DPP-4阻害薬の追加?

→②としてネシーナを用いた研究では、①よりも②のネシーナを追加したほうがHbA1c低下効果が高かった。

メトホルミンとDPP-4阻害薬の治療薬の一つとしてイニシンク(ネシーナ25㎎+メトホルミン500㎎)がある