ある報告で、透析のHDF膜であるファインフラックス(ATA膜)で透析中のSPPが安定したという報告があります。
SPPは足の血流を評価する検査で、足潰瘍の治療の効果や治療効果が期待できるかとか、末梢の血流量を評価します。
PS膜という透析膜に比べて、ATA膜は有意に透析中のSPPを安定させたということは血流が確保されているということです。
抗炎症作用がほかの透析膜よりも強いのか?
そのため、血管透過性が少ないので血流が確保されているのか?
血小板の活性を抑えられるからなのか?
理由はわかりませんが、末梢組織への血流維持が期待できそうですね。