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院長の臨床メモcolumn

2017.02.03

ファインフラックスでSPPが安定?

ある報告で、透析のHDF膜であるファインフラックス(ATA膜)で透析中のSPPが安定したという報告があります。

SPPは足の血流を評価する検査で、足潰瘍の治療の効果や治療効果が期待できるかとか、末梢の血流量を評価します。

PS膜という透析膜に比べて、ATA膜は有意に透析中のSPPを安定させたということは血流が確保されているということです。

抗炎症作用がほかの透析膜よりも強いのか?

そのため、血管透過性が少ないので血流が確保されているのか?

血小板の活性を抑えられるからなのか?

理由はわかりませんが、末梢組織への血流維持が期待できそうですね。