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院長の臨床メモcolumn

2015.01.08

ネスプが骨髄異形成症候群に適応追加

腎性貧血でよく使用されているネスプが骨髄異形成症候群(MDS)に適応追加されました。

保存時慢性腎不全や透析ではよく使われています。

特に透析ではそれまで週3回の投与が必要だったのが、週1回で効果が出るということで非常に注目されました。

そのネスプがMDSにも適応になりました。

ネスプは5μg-180μgまで9種類の規格があります。

透析患者さんでもMDSの患者さんがいらっしゃることがあるのでネスプが保険適応となればぜひとも使用したいと思います。

ただ、透析はネスプなどの腎性貧血の薬は包括なので、実際どれだけ使用できるかが問題です。

MDSに対する治療となるとおそらく高容量のネスプが必要ですので、透析の場合、保険請求しないと経営にも圧迫を受けます。

透析領域でもきちんと診断されているMDSにネスプが使うことができれば、いままで輸血が必須であった患者さんも、輸血を減らすことが期待されます。

ぜひとも透析領域でも保険を認めてほしいと思います。