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院長の臨床メモcolumn

2011.12.05

デイサービスに行ってきました。

2000年に介護保険制度が始まり、最近では当たり前になっている介護制度。

ますます必要性を感じている日々です。

医師も郵送された介護認定調査票を何通も何通も書いていることでしょう。

僕も数えられないくらいこの調査票を書いています。

3年前からは介護認定審査員までやっています。

ある程度は知識も増えて、単語も理解できるようになってきました。

最近、患者さんのADL低下を目のあたりにし、介護の重要性をさらに認識しています。

それで感じたのは。。。

現場を知らなかったこと。。。。

現場を知らずに介護保険を申請し、患者さんに勧めている状況でした。

これではいかんとおもって、まず今日はデイサービスへ。

患者さんもお世話になっており、またどんなところかを見に行ってきました。

ご高齢の方も多くいらっしゃいましたが皆さん元気良く座っていました。

ちょうどお菓子の時間というのもありましたが皆さん姿勢良く座っていたのにはびっくりしました。

穏やかにテレビをしたり、塗り絵をしたり、そのあとはカラオケのようですが。

職員の方も明るく、元気良く、礼儀正しく、声かけをされていました。

そのおかげで患者さんも元気になってきているのだと確信しました。

もちろん、訪問介護などのスタッフも元気の源になっているのでしょう。

いままで医療というほんの一部分からしか見ていませんでしたが、色んな人に支えられて生活しているんだなと実感しました。

そういう人がいるからこそ、医療が生きてくるということをしみじみ感じました。

デイサービスのほんの一握りですが社会見学し、患者さんをトータルでみていくいい機会を与えてもらいました。