透析で血圧が低下して、十分な透析ができないときに昇圧剤を使用することがあります。
透析後半の血圧や透析後の血圧低下、特に110以下は生命予後はよくないといわれているので、過度な変化を避けるために昇圧剤をします
リズミック、ドプス、メトリジン、エホチールがあります。
エホチール以外は内服薬です。
下の図にありますようにドプスは非常に長く効果を発揮します。
特に透析後の起立性低血圧を抑える薬です。
エホチールは心拍出量を増やす目的で使用します。
ただ、下の図にあるように、あくまで透析中のみ有効で、注射をやめればすぐに効果は切れます。
起立性低血圧の予防にはならない可能性は高いです。
あくまで透析中の血圧維持をレスキューするためのものですね。
あまり使わない薬ですが、使い分けは必要ですね。