オンラインHDFの膜はこれまでPS膜とPES膜しかありませんでした。
しかし、昨年PEPA膜が発売され、さらに今月からトリアセテート膜が保険適応となりました。
様々な種類のオンラインHDF膜が使えるようになり、臨床家としてはとても心強いです。
トリアセテート膜は固まりづらく、アレルギーも少ない膜で、非常に安心できる膜です。
肝心の透析効率はどうか?
MFX-Sシリーズと比べている文献を拝見すると、予想よりもアルブミン漏出量が多いです。
この文献ではSシリーズよりもよく抜けていました。
β2MG領域ではほぼ同等でした。
この透析膜のイメージはMFXでいうと、SシリーズとUシリーズの間で、かなりのSシリーズよりかもしれません。
名前はファインフラックス(FIX-S)シリーズです。
当院でも使用していくことになると思います。