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院長の臨床メモcolumn

2012.06.07

ぎっくり腰にトリガーポイント注射って聞くの?

ある方からこんなメッセージが届きました。

もちろん効果はあります。

基本的にぎっくり腰は急性腰痛といって、ほとんどが腰椎捻挫です。

おおよそ、半分から半分強の方が1週間で、9割の方が6週間で治ります。

しかし慢性化してしまうこともあり、早期の治療が必要です。

急性腰痛に対しては薬物療法、神経ブロック、リハビリ、運動療法が中心です。

薬物療法に関してはロキソニンなどの痛み止めの内服薬を使用することが多いような印象です。

また筋肉の血流を良くしたり、痛みをおさえる目的で筋弛緩剤(テルネリン、ミオナール)を併用される方もいらっしゃります。

その中でトリガーポイント注射は効くのかどうか?

冒頭にも言いましたが聞きます。

1回の注射で効果はあり、3回くらいすると7割がた良くなります。

急性腰痛は生活にかかわる痛みで何もできなくなります。

トリガーポイント注射は急性腰痛による痛みをおさえることができる重要な治療方法の一つと考えます。

鍼灸師や柔道整復師や整体師の方々もぎっくり腰には相当の自信があるようです。

困っている症状に対していろんなアプローチがあると思います。

併用するのもいいかもしれません。

メッセージに対するお答えになっていればいいのですが。