これまでボルタレンやロキソニンなどのNSAIDSが一般的に使用されてきましたが最近は色んな痛み止めが発売されています。
治療の幅が広がったともいえますが、同時に副作用に注意しなければいけない薬も多く、処方する側も処方される患者さんも注意しなければいけません。
その中で、慢性の痛みに安心して内服できるのが「ノイロトロピン」。
ノイロトロピンは神経性の痛みに対して第2選択薬のお薬ですが安全性は保たれており、これまで副作用を訴える方はいらっしゃいませんでした。
効き目に関しては
内服後2週間⇒⇒⇒有効率(注程度改善以上)8%
内服後4週間⇒⇒⇒有効率36%
内服後8週間⇒⇒⇒有効率56%
と効き目もあります。
上記の結果からは効果が見極めるのは内服してから4週間と言えそうです。
4週間たっても効かなければ止めた方がいいということです。
効いていれば長期的に内服しても安心なので継続してもいいでしょう。
神経障害性疼痛薬物療法ガイドラインで第1選択ー第3選択薬のうちの第2選択薬ですが、一番安全性の高い薬剤と言えます。
ちなみにヘルペス感染後の疼痛に対してははこのノイロトロピンは第1選択薬です。