最近、糖尿病薬(DPP-4阻害薬、DLP-1)がどんどん新商品が発売されていますが、骨粗鬆症薬も色んな薬が発売されています。
先日、「ボナロン点滴」のお話をしました。
月1回の点滴製剤が発売されたと思ったら、次は同じビスフォスホネート製剤である「ボンヒバ」という静脈製剤が発売されます。
これも月1回ですが、点滴ではないのですぐに終わります。
骨粗鬆症の治療は継続が必要です。
糖尿病などの生活習慣病の方は採血をする機会も多いでしょう。
骨粗鬆症があれば採血時に「ボンヒバ」を同時に注射できます。
しっかりと、確実な治療が継続できるというわけです。
ただ、腎臓病の患者さんには要注意でしょうね。
また6か月に1回の皮下注射製剤という骨粗鬆症薬も発売されました。
名前は「プラリア」。
これはビスホスフォネート製剤とは違った作用ですが、骨粗鬆症による骨折予防に効果が大きく期待されている薬です。
半年に1回ということで普段の内服薬の必要もなく、点滴でもないので比較的簡単に投与できます。
さらに、効果が強いということですので非常にいい薬だと思います。
半年に1回ということで、その時のお支払いは多いですが、1日単位では、他の骨粗鬆症の薬や点滴よりも安くなります。
骨を守る、骨折を予防するは人生を守ることにもつながります。
当院でもそのお手伝いをしたいと考えています。