最近、動脈硬化を惹起する因子としてスモールデンスLDLというものが注目されています。
このスモールデンスLDLは粒子が小さく、血管内皮に侵入しやすいようです。
LDLの粒子径を決める最も影響する因子が中性脂肪です。
つまり、中性脂肪が高いと、スモールデンスLDLができやすくなります。
高い中性脂肪は動脈硬化に影響するので要注意です。
また、中性脂肪は食後に上昇するので、血液検査では当然、基準値より高くなります。
では食後でどれだけ高いとよくないのか?
空腹時では150未満が目標値ですが、海外では食後175以上になると異常値と記載されている報告もあります。
中性脂肪は食後が高いということが当たり前ではなく、食後高くても注意は必要なのですね。