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院長の臨床メモcolumn

2018.11.09

風邪が増えてきましたね。

鼻水、咳、痰、咽頭痛。。。

鼻腔から口頭までの症状が風邪に当たります。

風邪の方が10月下旬から増えてきました。

感冒に関しては呼吸器学会で以下の記載があります。

「かぜ症状群の原因微生物は、80~90%がウイルスといわれています。

主な原因ウイルスとしては、ライノウイルス、コロナウイルスが多く、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが続きます。

ウイルス以外では、一般細菌、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラなど特殊な細菌も原因となります。」

一般的な風邪には抗生剤は不要で、初めは抗生剤を処方していません。

しかし、時に、風邪が悪化し、抗生剤を追加投与すると速やかに症状が消えるときがあります。

通常の風邪なのか、細菌感染なのか、またははじめは風邪なんだけど、途中から細菌が2次感染したのか。

インフルエンザはキットがあり判別できますが、ライのやコロナは判別がつかず、治療が難しいケースがあります。

初めから抗生剤を行くわけにはいかず、処方しとけばよかったというケースもありますし、難しいですね。

ウイルス感染と細菌感染を判別できるキットとしてPCTがありますが、診療所では一般的ではなく、簡単に判別できるキットあればいいですね。

そうすれば、抗生剤による薬剤耐性の問題もだいぶ緩和するのではないでしょうか。