またまた透析学会の統計を見てみました。
色んな論文がありますが、日本人の透析患者さんなので日本透析学会の統計が一番参考になります。
血流量についてみてみました。
自分がどれくらいの血液流量かを知らない患者さんもいるかもしれません。
読まれた方は聞いて見られたらいかがでしょうか?
血液流量を200-220ml/分を基準としていました。
やはり150や180と少なくすればするほどあまり良くないようです。
220-300ml/分では随分と良くなるようです。
300ml/分以上ではさらに少し良くなるようですがあまり患者さんの数が多くないかもしれませんし、若い方が多く含まれているかもしれません。
もちろん、単に血液流量が多ければそれでいいというわけではありません。
透析膜、透析時間、栄養状態、透析効率など様々な要因が影響してきます。
透析効率や栄養状態を考慮しなくても220ml/分以上あった方がいいというデータです。
ただ、透析時間を多くして、栄養をとる(よく食べて、よく透析する)に勝るものはないようです。
透析条件は総合して考える必要がありますが、血液流量など一つ一つ見直しながら治療に当たらなければなりません。