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院長の臨床メモcolumn

2024.07.05

透析中の徐脈

透析では尿毒症や水分、塩分を短時間で除去するため、透析中に不整脈になることがあります。
一般的には、透析中は除去に伴い脈拍数が上昇することがあります。
しかし、反対に脈拍が50以下のような徐脈になることがあります。
徐脈は時に失神など意識消失を起こすことがあります。
さらに透析では、後半に血圧が下がりやすいため、徐脈と合わせて、さらに体がしんどくなり、意識消失まで至ることがあります。
徐脈には主に、
① 洞性徐脈
② 1度房室ブロック
③ 2度房室ブロック(Ⅰ、2型)
④ 3度房室ブロック(高度房室ブロック)
⑤ 洞停止
があります。

このうち、④と⑤が要注意です。
④は房室解離といって、心房と寝室の動きが全くばらばらとなります。
⑥ は心房からの伝達がなくなり、心臓の収縮の回数が減ります。

透析中後には回復することが多いですが、続く場合は専門医の診察が必要となります。