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院長の臨床メモcolumn

2019.08.01

血液透析医療での多職種連携

透析室での治療は患者さんに対し、医師、看護師、臨床工学技士が連携を行っています。

透析患者さんでは週3回の通院をされているがゆえに、在宅の状況も把握していく必要があると考えています。

今までは、情報となると、患者さん本人、同居の家族だけとなります。

しかし、最近では在宅にかかわる状況も多様化してきています。

透析の医師はもちろん、透析ナースも在宅での生活状況、支援内容、介護サービスなどを把握し、透析看護に活かしていく必要があると考えます。

多様化してきている中で、訪問、通所サービスを受けている方が増えてきています。

つまり、血液透析施設としても、在宅系の多職種と連携を連携をとっていく時代になっています。

在宅は患者さんを中心とする生活の場を主体にしていますので、

病院のような医師を中心とするピラミッド型ヒエラルキーでは限界がありますし、十分な対応はできないでしょう。

今後、世帯の高齢化、独居などますます多様化が進行してきます。

当院では透析患者様に対して受け持ちナースがそれぞれ担当しており、定期的にカンファレンスを行っています。

ナースも一生懸命患者さんの話を聞いたりしながら情報をとっています。

その中で、在宅の知識は必要になってきていることをすごく感じています。

当院としても、特に透析看護の中身をさらに広く深めていきたいと思っています。