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院長の臨床メモcolumn

2023.07.01

睡眠障害

睡眠障害には大きく、

  1. 不眠症
  2. 呼吸障害
  3. 過睡眠
  4. 概日リズム睡眠覚醒障害
  5. 睡眠時随伴症候群
  6. 睡眠時運動障害

があるようです。

この中でよく遭遇するのが、①不眠症です。

不眠症には入眠困難、中途覚醒、早期覚醒があります。

それだけでは睡眠障害にならないので、さらに日中の眠気、イライラ、集中力の低下など何らかの生活に支障が出る症状が出ることによる睡眠障害といえるようです。

早期覚醒してもすっきりと起きれるときもあります。

短時間スリーパーの方もいますのでそのような方は日中の睡魔など関係なく動ける方もいます。

生活に支障がなければなかなか眠れなくても、早く起きても睡眠にこだわらないでいいときもあると思います。

ただ、睡眠障害という症状が出てくると支障が出てきますので、起きていてもしんどいと思います。

そんなときはまずはベンゾジアゼピン系睡眠薬ではなく、できればメラトニンやオレキシンを使った方がいいかもしれません。

睡眠の専門家ではなので、治療を希望する方は心療内科などへの受診をお勧めします。