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院長の臨床メモcolumn

2023.07.12

手足口病

手足口病は夏季に子供に発症する感染症。

名前の通り、手(手のひら)、足(足背や足底)、口腔内に水曜や潰瘍を発症する。

潜伏期は3‐5日、皮疹は3‐7日で回復する。

基本的には対症療法で有効な治療法はない。

診断方法もコロナやインフルのような抗原キットはなく、水泡の分泌液や口腔内のぬぐい液からウイルスを分離検出しなければならないのでまず、日常で検査をすることはない。

症状、流行状態で診断。

大人ではどうなるか?

学童時期で不顕性感染となることも多いので、成人発症は少ないとされている。

しかし、発症する場合は小児と比べて皮疹の症状が強く、通常は発熱は軽微とされているが、成人例では高熱になることがある。