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院長の臨床メモcolumn

2025.01.07

慢性心不全の種類

心不全とは、

何らかの器質的な機能的な異常が生じて、心臓のポンプ機能の代償機転が破綻した結果、

呼吸困難、倦怠感、浮腫が出現し、運動機能が低下した状態。

 

種類として

・HFpEF  :EF(左室駆出率)が50%以上なのに心不全になっている場合(腎不全など体液量が多くなる時に見られる)

・HFrEF:EFが40%未満(心筋自体の収縮が弱くなっている)

・HFmrEF:EFが40-49%と上記2つの間

GFRが悪くなるとHFpEFだけではなく、HFrEFのリスクも高く、入院率も高くなる。

原因として、

体液量(水分や塩分)の貯留

心肥大

虚血性心疾患

弁膜症(大動脈弁狭窄症、逆流症、僧帽弁逆流症)

心房細動

血圧上昇

など