①一番左が「蛋白尿正常」
②真ん中が「微量」
③右が「多い尿蛋白」となります。
棒グラフのピンク色が腎機能が正常となります。
左の正常蛋白尿のグラフではピンクが多いです。
しかし、右の尿蛋白が多いグラフでは、ピンクが少なくなり、黄色や緑の腎機能障害(特に黄色が悪い)が多くなります。
つまり、腎臓が悪くなると尿蛋白が多くなるし、尿蛋白が多くなっても腎機能が悪くなってきます。
尿蛋白を抑えていくことは腎臓病の治療においてすごく大切です。
もし、糖尿病の方であれば、たとえ尿蛋白が陰性でも、「微量アルブミン尿」が陽性となることがありますので、要注意です。
他の方も、尿蛋白定性だけではなく、一度は尿蛋白定量(g、㎎など)の測定は重要と考えます。
治療薬としてはSGLT-2阻害薬(糖尿病の治療薬ですが、腎臓病があれば糖尿病なしでも投与可能)、MRA(糖尿病があればケレンディア)が候補として挙がってきます。