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院長の診療日記column

2021.04.27

外来患者でのデキサメタゾンの使用

イギリス型変異ウイルスが猛威を奮っている。
新聞では解熱剤、酸素、デキサメタゾン 商品名デカドロンを持って往診にいっているという記事を見た。

デキサメタゾンは糖質コルチコイドのステロイド製剤であり、抗炎症作用が強い。
海外の報告ではデキサメサゾン群と通常治療群と比べた論文があり、28日後の死亡率が有意に低下したと報告されている。
特に人工呼吸器を使用している重症患者、酸素投与している患者への有効性が報告されている。
しかし、酸素が不要な軽症の患者では有用性が認められなかった。
デキサメタゾンはウイルスの増殖を抑制する可能性があるため、比較的早い時期の炎症が進行してしまう前に投与する必要がある。

デキサメタゾン6mgを10日間使用するという治療は通常、外来では行うことはまれと考えられる。
そのような患者が入院できない。自宅療養者における新型コロナの状況は悲惨であることを物語っている。