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院長の臨床メモcolumn

2017.10.04

リンゼス、アミティーザの注意点

便秘の方が多く、通常の下剤で効果がない方にアミティーザやリンゼスなど

小腸から腸液を分泌させ排便させる薬があります。

とても効果が高く、時に効果がありすぎて水様性下痢になってしまいます。

効果発現は比較的早く、内服して4-5時間後くらいに出ます。

効果時間はそれほど長くありません。

ですので透析の方は透析ある日の昼、透析のない日の朝に飲んでいただいております。

透析の方に比較的多く処方していますが、結構効果は高いと思います。

下痢になりすぎる方は毎日内服していませんが、時に頓用のようにして内服される方もいらっしやいます。

ただ、注意としては、

内服して数時間たつと、おなかがゴロゴロ鳴ってきます。

それは腸液が分泌しているサインなので効いているサインとも言えます。

しばらくして催すようになってくると思いますが、できればそこで我慢せずに、素直にトイレに行ってほしいのです。

その時にすっきり出るかどうかはわかりませんし、何回もトイレに行くことになるかもしれません。

ですが、催す時期に行っておかないと、しばらくすると腸にたまった水分が再度大腸から再吸収され、

便意がなくなってしまう恐れもあります。

リンゼスやアミティーザを内服される方は便意を催したら、何回か行くかもしれないけど出たらいいかなあという軽い気持ちでトイレにはいってほしいと思います。